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主に奈良時代に奈良市の東大寺や興福寺の造営で使用した屋根瓦の生産地跡とされる同市高畑町の「荒池瓦窯跡(あらいけがようせき)」で、破損した瓦などを棄てた灰原(はいばら)と呼ばれる廃棄場の遺構が見つかり20日、奈良県立橿原考古学研究所(同県橿原市、橿考研)が発表した。瓦窯跡周辺では文様が異なる「東大寺式」や「興福寺式」の軒瓦などの出土例はあるが、瓦生産を示す遺構の確認は初めてといい、橿考研は「当時の大寺院造営を知る貴重な発見」としている。
荒池瓦窯跡は奈良公園内にあり、天平勝宝8(756)年に当時の東大寺周辺を描いた「東大寺山堺四至図(さんかいしいしず)」(正倉院宝物)に示された「瓦屋」とされる。
昭和3年の道路工事で主に奈良時代の瓦片が大量に出土したが、平成8年の調査では窯跡の存在を示す遺構は確認されなかった。
今回は、荒池北側の住宅改築工事に伴い、橿考研が今年4月に約86平方メートルを発掘調査。その結果、最大で南北6・5メートル、東西9メートル前後の灰原跡が見つかり、表土下の深さ5センチ〜1メートルに興福寺式の軒瓦を中心に、南都七大寺式の鬼瓦や窯壁(ようへき)の破片なども含め、数千点が出土した。
興福寺の薮中五百樹(いおき)境内管理室長は「出土品からも興福寺所属の瓦窯で、主に奈良時代に東大寺や南都七大寺の要請も受け、瓦を大量生産していたことが確実になった」と話している。
現地説明会はなく、27日から橿原市の橿考研付属博物館で速報展を開催。問い合わせは同館((電)0744・24・1185)。
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大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、犯人隠避罪で起訴された元部長の大坪弘道被告(58)が、国に懲戒免職処分の取り消しなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、東京地裁(古久保正人裁判長)であった。国側は訴えの棄却を求め、争う姿勢を示した。
国側は同日提出した答弁書で、「刑事裁判での立証を経なければ、処分ができないかのような主張は失当」とした。
大坪被告は厚生労働省の村木厚子元局長が無罪になった郵便不正事件で、前田恒彦元主任検事=証拠隠滅罪で実刑確定=が押収したフロッピーディスクの内容を改竄したことを知り、前田元検事に「過失」と説明するよう指示したなどとして昨年10月、懲戒免職処分を受けた。この処分について、大坪被告は訴状で「処分理由の事実を証明する証拠さえ明かしておらず、無罪推定原則に反する」と主張していた。
弁論終了後、大坪被告は東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「処分は理不尽かつ違法。到底承服しがたい」と改めて強調。「私の弁明を一顧だにせず、元部下らの一方的供述、および薄弱なる憶測をもって処分がなされた」と不満をあらわにした。
大阪地裁で開かれている刑事裁判についても触れ、「大阪では正々堂々と戦い抜いている渦中にある。この取り消し訴訟でも私の主張をきちんと述べ、戦い抜く所存だ」と訴えた。
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警察活動中に殉職した警察職員や水難事故の救助中に亡くなった民間人の全国慰霊祭が20日、東京都内のホテルで営まれ、殉職警察官36人と民間人5人が新たに祭られた。警察官のうち30人は、東日本大震災の避難誘導中に津波に巻き込まれた殉職者となっている。
野田佳彦首相は「皆さんが身をもって示した勇気と気高き精神は私たちの誇りです」と追悼。殉職した警察職員の遺族を代表し、岩手県警大船渡署の高田交番所長だった高橋俊一警視長=2階級特進=の妻、美江子さんが「夫が県民の皆様の安全と平穏な生活を守るため、信念を持って職務に励んでいた姿を誇りに思い続けています」と述べた。東日本大震災に伴う殉職者は、岩手県警=11人▽宮城県警=13人▽福島県警=5人▽東北管区警察局=1人−の計30人。
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